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デザイン

私たちの好きなもの。天童木工。

初期の頃の当ブログを見てくださっている方は、ご存知かもしれません。

我が家で唯一と言っても良いでしょう。

新品で買ったダイニングセット。

これが、天童木工の商品でした。

 

遡ること、数年前。

私の実家でゴロゴロしていた主人。

そこで、たまたま置いていたブルーノマットソンのイージーチェア

の座り心地に感動し、どこの家具か聞いたのが始まりでした。

「天童木工」。(写真は、天童木工 ホームユースカタログです。)

日本で最初に成形合板(プライウッド)の技術を採用し、

現在に至っても尚、技術の向上に練磨し続けている会社です。

有名どころで言えば、柳宗理のバタフライスツール。

その他にも、ムライスツール(最近まで、サムライスツールだと勘違いしておりました、汗)

やスポークチェアなど、

名前は知らなくても、

どこかで見たことがあるな、

といった家具を沢山製作していることが分かって、

興味を持った私たち。

そんな中で、ちょうど引越しが決まった私たちは、

折角なので自分たちで使ってみよう!

ということになり、ダイニングセットを揃えることにしたのです。

 

選んだのは、これ。

今は、脚が黒いタイプは無くなってしまったようですが・・・

Rの付け根と先に向かって細くなる脚部が綺麗なテーブル。

木製の椅子とは思えないほど、華奢なフレームのダイニングチェア。

こちらは、プロダクトデザイナー佐々木敏光氏のデザイン。

実は、このダイニングチェアには、成型合板のパイオニアならではの、技術の粋が。

先ずは、先端に向かって細くなるデザイン。

合板を造ってから、先端に向かって削っているのではなく、

合板を造る前、板を合わせる時にそれぞれの板の厚みや長さを調整して太さを変える、

という職人技術が。

そして、天童木工の十八番。

コマ入れ成型技術。

フレームを継ぎ目無く造ることができます。

プラスチックでもないのに、脚と座面、背もたれがすべて一体なんです。

これにより、強度があるのに軽い木製チェア。

なのに、主張せず、ぱっと見、普通にさえ見えてしまう。

知れば知るほど、愛着が湧いてしまいますね~。

 

座面のファブリック部分は、残念ながら我が息子たちによりドロドロにされてしまい、

見るも無残な姿にはなっていますが、

(だから、近くで写真が撮れないって言う・・・笑)

子供たちが大きくなったら、絶対に張り替えてやろう!

と思っております。

それまで、今しばらくの我慢・・・

天童木工の製品は、非常に強度が高いため、親子3代に渡って、

ファブリックを張り替えたりしながら使用される方もいらっしゃるとか。

 

家も、愛着を持って、手を入れながら大切に住んでもらえるとうれしいな・・・

と思う今日このごろです。

そして、この天童木工をもう少し知ってもらうために、

ちょっと考えていることがあります。

それは、また後日のブログで。