WORKS
Compacter Nada SideN・SideS
- STORY
従来の日本人は限られた空間の中で
必要なものを大切に厳選して持っていたと思います。
いつしか物に溢れ、物のための空間が必要となり、
必要以上に大きな家が必要になってしまいました。
断捨離から始まりときめきの片付け、シンプルライフ・・・
そしてミニマリスト。
昨今のこういった考え方の流れは、
かつての考え方が見直されてきたのかもしれませんね。
必要なものを選び、旅支度するようにシンプルに暮らす。
そんな、Compacter シリーズの第4弾。
JR摩耶駅が開業してから早6年。
駅ビルや周りのマンションの開発が進み、年々人気の高まるエリアです。
土地の間口の加減から、前と後ろの2区画に分けた本物件。
専用通路のB号地は、外観からは想像できない明るさと開放感を実現させました。
無駄なスペースを省くために壁付けにしたキッチンは、
振り返れば1歩で配膳が出来る、実は何よりも楽なレイアウト。
ダイニングテーブルをカウンター替わりにすれば、
子供と一緒に作業もできます。
勿論、勉強中の子供の様子も簡単にわかります。
アクセントにもなるように、キッチンの面材とタイルにも拘りました。
リビングの大きな面には、白レンガタイルで圧迫感を出さずにアクセントを。
今回は、普段シルバーにしている取っ手から、キッチンのレンジフード、コンロ、
階段前の引き戸枠・・・
すべてをブラックで統一させました。
狭小住宅の極意は、多機能性。
ウォークインクローゼットの中に、カウンターを設けて、
必要があれば書斎としても使用できるようにしています。
- DETAIL
建設地 神戸市灘区灘南通3丁目
敷地面積 50.04㎡(15.13坪)・63.46㎡(19.19坪)
建築面積 31.18㎡(9.4坪)・31.99㎡(9.67坪)
延べ面積 89.77㎡(27.15坪)※ガレージ含む・88.08㎡(26.64坪)
- PROBLEM
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- 前面道路が狭い。(セットバックしても少し足りない)
- 敷地が小さく、それぞれ建築面積は10坪に満たない。
- SOLUTION
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- お互いの土地、及び隣地の間に、車庫入れ時に敷地を踏むことのできる協定を結び、車庫入れをしやすくした。
- 対面キッチンに拘らず、レイアウトしたときに一番無駄のない配置を考えた。
- CRAFTMAN
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木村