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Reclaim Sakuraguchi

灘区
再生

JR六甲道にほど近い、桜口町。

賑やかな商店が並ぶ道を一本入った静かな住宅地です。

震災後に建てられた本物件は、重厚な重量鉄骨造。

ビルなんかも建てられてしまう工法で建てられています。

潰してしまうにはあまりにも勿体無い。

ということで、再生することにしました。

 

外観は、明るい印象にしたかったので、

優しいクリームイエローに。

凹凸がなく、ペタッと見えるファサードは、

アールがかった小屋根をアクセントに付けました。

控えめに設置したマリンランプは、

アメリカのヴィンテージ。

玄関へのアプローチ階段も角を取って

アール型に造りかえ、

テラコッタのタイル貼りに。

コーナー部分はタイル職人さんの力作です。

状態のよかった鉄骨階段はそのまま残し、

鉄部を黒に塗り替えることで、

内部のアクセントに。

元々の和室は障子を敢えて残し、

天井に無垢の杉板を貼りつつ、

床は石目のフローリングでモダンなテイストに。

床の間や仏間は、

その形に合わせて本棚とクローゼットに造り替えました。

2階のLDKは、独立キッチンの間取りだったので、

扉位置を変更して、一体的なLDKに変更しました。

廊下にガラスの間仕切りをつけることで、

階段室とLDKを分けつつ、

明かり取りにもなっています。

リビングの壁とキッチンの耐力壁には、

アイクラーらしく、タイルでアクセントを。

3階の階段ホールには、吹き抜けがあったので、

ここにはオランダ製のラタンデザインのクロスを貼り、

イサムノグチの”Akairi”を。

ブラケットの照明は、敢えて小さく控えめに。

実は、これもアメリカのヴィンテージです。

 

無理やり大幅な間取り変更はせず、

使い易い形にもっていく。

そして、デザインは隅々まで拘って造る。

新しいアイクラーのカタチ。

それが、Reclame(住宅再生)です。

所在地:神戸市灘区桜口町3丁目

構造:重量鉄骨造3階建て

竣工:平成9年(築24年)

Reclaim Sakuraguchi
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