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New Build

新しいプロジェクトのこと

土地の決済も終わったので、そろそろ着工するプロジェクトの話です。

57.85㎡(17.49坪)の土地ですが、正形地ではなく台形しかもけっこう鋭角でした。
更に、連棟の建物が建っており、切離して解体する必要がありました。

しかし、灘区の水道筋商店街の程近く、駅までも徒歩圏、学校も近い・・・と生活しやすい環境が整っています。
何より、角地で明るい。
ということで、プランは難航しましたが、何とか納得いく間取りができました。

今回のテーマは、「Cross Over」。
これまで、私たちはアメリカのヴィンテージ家具の似合う、少し無骨なデザインをしてきました。
最近ではシャビーシックやヴィンテージといったデザインが盛り上がりを見せ、主流になりつつあります。
大手の家具メーカーさんなんかも「ぽい」デザインのものを前面に押し出しています。
そんな中でアイクラーらしいデザインとは何だろう。神戸らしさとは。
再度見つめなおしてみました。

神戸は昔から、和の中に洋を入れた文化やデザインがありました。
日本人解釈の洋風。
本当の西洋にはない、独特な洋。

アイクラーの解釈する和とアイクラーの解釈する洋。
和モダンともまた違った形。

そんなことから、和と洋の「融合」=Cross Over としました。

内装の特徴を少しだけ。
施工はこれからなので、変わるかもしれないですけどね~。

和室の建具の上に、欄間(らんま)を造ろうと考えてます。
グーグルで調べてみると「天井と、鴨居(かもい)または長押(なげし)との間に、通風・採光のため格子(こうし)や透かし彫りが取り付けてある所。」とあります。
言葉で説明してもわかりにくいですね。

こんなんです。


これをアイクラー的に解釈して・・・
奥谷金網製作所製の「パンチングメタル」を入れたいと思っています。
パンチングメタルとは、鉄やステンレスの板に穴をあけたものです。
一般的にはこんな形のものですが、

今回はちょっと違った形にしようと思っています。

因みに、これを製作してもらう奥谷金網製作所さん。
明治28年創業の122年の歴史を持つ神戸の会社です。

できるだけ兵庫県、神戸の会社の製品を使う。
これもアイクラーのらしさ、の一つです。